思い出はキレイだから。

元上司の――Ｓ藤さんの、夢を見た。

タイムリー過ぎる。
夢が記憶の整理だからって、酷すぎる。


『体、大事にして』って後ろから耳元で言われた、あの日の夢だった。
まだ全身がくすぶる気がする。
今、がむしゃらで無茶ばかりな私に悲しくなる。
もうなんとも思っていないだろうけど、体大切にできてなくてごめんねって思う。




きっと今も忘れきれていない。
忘れるなんて到底できない。
視線が合わなくても、横にいる気配だけで怖いものなんて何もなくなった、あのひとを。


『貴方がいいならいいよ』と言えたなら、今の私はいなかった。
けどその先の２人が幸せだとは思えない。

なのにまだ、心のどこかであのひとを探してるのかもしれなくて。

届かない存在だってわかってたから、全力で向かい合えた。
解りたくて、側にいたくて、思いつく限りあたしにできることをしてた。
今の方が素でいることは多いけど。
あの頃の方が、可愛げはあったな(笑)。



誰でもいいわけない。
でも誰でもいいから助けてって言いたくなる夜。


壮絶に塾での最多相方に「あいつだけは駄目だ！！」と駄々をこねられました。
いや…Ｓ藤さんに似すぎてるからダメだって話をしながら写真を見せただけなんだけど。
例の人についてね（苦笑）。

「私がいない間に何かあったりしたら…っ」
「どんな間違い起こさせるんだよ（汗）」
「嫌だっ、そんなの嫌だよっっ！ ２人きりになるときは絶対３メートル以上離れて！ 手の届かない距離で話して！」
「あー…ごめん、今日早速できてないわ（頭垂れ）」


みたいな。

愛されてるなぁ、私(笑)。


じゃあまた。