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幻覚ということで片付ける話 [更新@携帯]

昨日は一日中塾にいて。
自転車が裂傷を負ったので、歩いて帰ってきました。

もしかして空気抜けただけなんじゃね?と思って、地元ヨーカドー設置の無料空気入れを使うべく、地元駅まで歩いて。
駅近くの交差点の角に、懐かしい旧自店を見て。『ちょい寄りたいけど…』って通り過ぎて。

ふと、裏口に目がいった。


長身の男性が、煙草を吸っていた。


自分の時間が止まった気がした。


遠目だから違う人だって言い聞かせた。
だけど目が離せなくて、穴があきそうなほどみていた。
背格好。
吸い方。
若干気だるいような表情。
なんだかあのひとそのものに見えた。
向こうと目があった気がした。
だけど反らせなかった。
止まらない歩みは、まるで逃げるようで、あたしの人生そのものみたいだった。


ちがうひとだよ。
日曜の夜に、あのひとがいるわけないじゃないか。
絶対に違う。



違うのに。

逢いたくなんてないのに。


――うそか。

本当は…心のどこかでは、そばにいてほしいんだ。

誰かもわからないひとに、あのひとを重ねてしまうほど。


つっ走っていこうとする私を止めたり。
どうしようもないなって顔で『ったく、葛さんは…』って呆れたり。
『こっちは俺やるから。…なんか文句ありますか』って抱えてるもの勝手にわけちゃったり。

『手遅れになる前に言えって言っただろ』って叱られるのかもしれない。

『よくやったじゃん』って、静かに笑いながら、あの真っすぐな目で言うのかもしれない。

あのひとは、知らないうちに結構私のこと観察してたから。
あたしよりもあたしに詳しいんじゃないかって思ったこともあったな、見抜かれ率が半端ないときな(苦笑)。


抱きしめる腕の強さも、体のあったかさも恋しいよ。

だけど。
あのやわらかい声に、気を使って選んでるに違いないあのひとの言葉に、甘やかしてもらいたいんだ。きっと。

他の人にそんな風に甘やかされたことないから、S藤さんばかりになっちゃうんだね。
優しくしてくれるなら誰でもいい、て感じなんじゃないかとも思うんだけど。
この辺はよくわからない。

けどあたしの周りはみんなやさしい。
優しすぎると疲れるんじゃなかろーかってくらい、やさしい。
それは少し心配だし、申し訳ない。
甘えなきゃいいはなしなんだけど(爆)。


にしても見間違いとか。

腹斬るべきじゃないかな、そろそろ(-_-;)


『まだ死ねない』から、死にませんけど。


大事なことを隠すのに慣れちゃって。
自分でも見失っちゃうくらいになったね。

難しいね。
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